大学入試共通テスト 3年後実施開始

大学入試共通テスト 3年後実施開始

英語における大学入学共通テストまとめ

 

英語外部検定試験について

2017年6月19日の毎日新聞の情報によると、民間の検定試験団体は、試験の「成績は大学の求めに応じて、素点と、国際基準規格「CEFR(セファール)に基づく6段階の評価を提供する。」とのこと。(素点とCEFRについてはこのページの下部で説明しています)

 

以下は平成30年3月時点で大学入試へ活用できる試験として文科省がリストアップした資格検定試験です。(文科省の該当ページへのリンクはこちら)
※一部英検が選定に漏れたという情報が飛び交いましたが、英検は選定されています英検からの声明文

 

個人的には英検、GTEC、TEAPが学生にとっては受けやすいテストだと思います。

TEAP(ティー プ)と言うのは英検が新たに開発した主に高校生を対象としたテストです。これはTOEFLのように4技能をバランス良く見ることができるテストで、かつ日本の受験生が手の届く範囲の内容となっています。TEAPのHPはこちら、そしてTEAPのSpeakingの問題例はこちら(下までスクロールしてください)

 

 

 

素点とは

素点とは、簡単に言うとテストの点数のことです。満点は民間のそれぞれの試験によって変わります。そもそもなぜこの当たり前のような素点について言及しているかと言うと、大学によってはCEFR(セファール)の評価も成績として見られることになるからです。

 

 

CEFR(セファール)とは

セファールとは、簡単に言うと1点刻みの点数による評価ではなく、大まかに「英語で何ができる能力が身についているか」を示す国際基準です。A1→A2→B1→B2→C1→C2となるにつれてレベルが上がっていきます。A1〜B1は一般的な高校生のレベルと考えて差し支えない範囲です。

 

CEFRがなぜ便利なのか

TOEIC、TOEFL、英検、GTEC、などなど、数ある英語力試験ですが、それぞれのテストでスコアがどの程度のレベルなのか、またその点数は他の英語力試験だとどの程度なのかが比較しにくいと思います。受験に至っては、どのテストを受けるかによって成績の結果に違いがあっては不公平です。CEFRは世界標準の英語力の指標の物差しのようなものなので、それぞれの外部試験のレベルを公正に対象比較することが可能です。

 

 

民間試験を活用するメリット

良い成績を出す上でのメリットは受験回数が2回まで許されていることです。文科省によると、「高校3年の4~12月に2回までとする。」とのこと。しかし、問題と考えられることが一つ。例えば、2年でスコアの有効期限が切れるTOEFLや TOEICとは違い、英検は一旦取得すればその成績に有効期限はありません。それにも関わらず、「高校3年4~12月に2回までとする。」となっています。そうなると、高校2年生の時点で2級や準1級を取得している生徒さんが、また3年生で受験をし直さないといけなくなります。その点について文科省に電話で問い合わせたところ、やはり現在のところは高校3年生の年に2回受験し直さなければならないことになっているとのことでした。検定料の問題などもあり、この点について今後市民からの問い合わせが相次ぐのではないかと予想しています。

 

 

*こちらのページは文科省と報道の情報を元に、随時更新しています

 

 

ここからは私のたわごと

文科省が2年前に大学入試改革とその理想像を打ち出した時、これはかなり日本人の英語力を底上げするような素晴らしい改革だと感じました。なぜなら、英語のスピーキングテストが導入されるということや、PISAのテストに近いような「思考力」や「表現力」を問う問題を作ると打ち出していたからです。聞いた内容を要約して自分の意見を書いたりという総合的な英語力を問う試験を作る姿勢も見られました。けれども当初の構想から2年後の2017年6月に最終的に文科省が出した最終方針は、これまでも存在していた英検などの外部試験に、そのまま大学試験を丸投げするという結論でした。とても残念な結果だと個人的には思います。今後新しい大学入学共通テストの英語の試験内容が徐々に明らかになってくると思いますが、おそらく発音問題や並び替え問題などが出題されなくなる程度で、現行のセンター試験と傾向が大幅に変わることはないように思います。