カンパーニュ大事件

カンパーニュ大事件

みなさんスーパーはどこに行きますか?

我が家は大桑のバローです。

教室の近くには、アルビスもあるし、品揃えの多いイオンもあるのに、なぜバローなのか。

 

なぜなら、そこには北欧倶楽部のカンパーニュがあるから。

 

夫がそこのカンパーニュに目がないのです。

 

 

そして先日大事件が起こりました。

 

そのカンパーニュが、なんと…、なんと…ない!!どうやら、売り切れではない。商品札ごと、忽然と消えている。

 

青ざめる私。

 

ないとまずいのです、カンパーニュ!どうしよう、夫が泣いてしまう…とオロオロする私。

パンを焼いている部屋に首を突っ込んで、ベイカリーの方にカンパーニュがどうなってしまったのか聞いてみました。

「カンパーニュ、実は販売中止になったんです。ちょっと理由は私たちも分からないんですけど、上からの指示で。」とのこと。

 

まず〜い!

その場で夫に電話で報告「どうしよう、カンパーニュが販売中止になった」

 

すると夫は一言

 

「日本を出て行く…」

 

あまりの反応(ちょっと想像できてたけど)に吹き出した私。

 

速攻ベーカリーにまた首を突っ込んで「夫が、ここのカンパーニュが大好きでして、販売中止になると、あの日本を出て行くとのことで。あの…ぜひその旨上の方に…」と謎の報告をする私(笑) ベーカリーの方、マスク越しでも笑っているのが分かる様子で「はい…、分かりました」と返事をくれる(優しい)

 

 

家に帰って、私はどうしようかと考えました。

とりあえず、カンパーニュを熱く愛するものがいて、とても悲しんでいることは伝えねばと、北欧倶楽部(バロー)の本社のメールアドレスを検索。そして熱いメールを書き、送りました。

 

 

北欧倶楽部様
今日は切実なお願いがあってメールを差し上げています。ぜひ商品販売の意思決定をされている方にお目通しいただきたいと思っています。
 
今日もバロー大桑店に夫が大好きなパンを買いに行きました。それは北欧倶楽部さんのカンパーニュです。夫はヨーロッパ出身で、日本に来て5年ですが、当初から日本のパンを美味しいと感じられず、満足したパンを見つけることに苦労していました。彼がやっと見つけたおいしいと感じられ、ずっと食べ続けたいと感じられるパンが北欧倶楽部さんのカンパーニュでした。それ以来、私はカンパーニュを目指してスーパーに通っていました。本日お店で焼いている従業員の方に、思い余ってなぜカンパーニュがないのか直接お伺いすると、会社の方針で今月から販売が終わっているとお伺いしました。もしかしたら、本格的な味すぎて売り上げが良くなかったためかと思い、「売り上げが良くなかったからですか」とお伺いすると、店頭での売り上げは良かったとのことで理由はよくわからないけれども、会社の方針でとの事でした。
 
私達夫婦が、自宅近くに複数のスーパーがある中で、バロー大桑店を選んでいる理由はただ一つ、貴社のカンパーニュがあるからです。カンパーニュが販売中止になった、と言うその場での私からの電話を受けて、夫が放った一言は「日本を出て行く」でした。笑いながらその話を聞いた私ですが、食べ物にこだわりを持つ彼が、半分本気で言ったこともわかっています。それほどに、彼は慣れない日本での生活をカンパーニュに支えられています。私たちも外国に行って、 食べ物が口に合わず辛い思いすることがあります。彼にとって、毎朝食べれるヨーロッパのなじみの味のカンパーニュにはとても大きな存在です。欧米出身の外国人から聞くことに、日本のパンの質の問題があります。私たちに馴染みのある一般的な食パンのようなパン(私は大好きです)は、ホワイトブレッドと呼ばれているそうで、欧米ではあまり人気がないというのは、もしかしたら今では有名な話かもしれませんが、日本で暮らす外国人の方にとっては、主食であるパンの質は死活問題でもあります。北欧倶楽部さんのカンパーニュは、欧米のスタンダードに見合う質の良いパンなのだと思います。北欧倶楽部さんの、「北欧」倶楽部と名打つアイデンティティを支えるような商品ではないかと思っています。
私は、北欧倶楽部さんのアップルパイが大好きです。店頭での人気のランキングも高いのも存じあげています。でもそれは私にとっては素敵なおやつの一つで、夫にとってのカンパーニュのように生活の質を揺るがすほどの大きな存在ではないかもしれません。売り上げは、アップルパイに負けるかもしれませんが、存在価値はそれにも負けないほど高いものだと私は思います。
 
ぜひ、何卒カンパーニュの販売の再開を検討してくださらないでしょうか。どうぞ、どうぞよろしくお願いいたします。
 
竹内

 

 

 

このメールを見た夫は、書いてあることがドラマチックすぎると、ちょっと笑っていましたが、でも本当のことじゃないかー!

 

そして翌日、バロー名古屋カスタマーセンター(本社?)からお電話をいただきました。

丁寧に対応してくださり、お伝えくださったのは、検討の結果…

 

 

 

 

なんと、なんと、まさかの販売再開!!   ※大桑のみ

 

 

来週の月曜日から、店頭に並ぶはずですので、と丁寧な説明までしてくださりました。

 

結果を聞いた夫も「本当に!?」と歓喜しておりました。そしてよほど嬉しかったのか、来週の月曜日は3つ買ってきてほしい!とのこと。結構大きいよ、どんだけ食べんねん。

 

そして月曜日、店頭に無事に並んでいました。

 

お近くの皆さ〜ん

ぜひ、バローでカンパーニュを買って見てくださ〜い!最近は8個くらい店頭に並んでいます。きっと取り合いにはならないので、たくさん買ってください^^

夫は、朝は手でブチっとちぎって、焼かずにバターを塗って食べています。夜はそのままの味を食事とともに楽しんでいますが、きっとバターでトーストしても美味しいです!
ぜひぜひパン好きな方は、バロー北欧倶楽部のカンパーニュをお試しください。
追記:カンパーニュは現在上の写真から見た目の形を変えております。…けれどもカンパーニュファンの私たちは知っている。本来の姿に戻っただけだということを…(バローのカンパーニュも長くなる前は丸かったのです。)