留学中に学んだこと3

留学中に学んだこと3

振り返ってみるとその後とても私を助けてくれているな、と思う留学中に初めて耳にした言葉があります。

 

それは Don’t take it personal.という言葉。

 

教員になるための大学でのクラスの中で、とても尊敬できる先生が「教師として大切なことだ」と前置いて発した言葉だったので、とても印象に残っています。アメリカ人の生徒さんたちは「うんうん!」と頷いていたのでアメリカでは馴染みの言葉のようでしたが、私にとっては初めての概念でした。

 

Don’t take it personal(personally).とは少し日本語に訳しにくいですが、

誰かのネガティブな発言や行動に対して、それが自分だから向けられていることだと思うな

という意味です。

 

私にとって、この言葉を繰り返した場面は教師生活の中でたくさんありました。イライラした思春期の生徒たちは、傷つく言葉や言動をこちらに目掛けて投げかけてくることがあります。その言葉や言動はダイレクトに受け止めてしまうと、かなり心がやられるものです。けれども生徒たちは、私と教室の中にいるその瞬間以外にも多くの背景や出来事があります。
今日、もしかしたら朝家族と喧嘩してきたのかもしれない。友人関係に悩みがあってイライラしているのかもしれない。勉強にもどかしさを抱えているかもしれない。わけもなくイライラしているかもしれない。

 

Don’t take it personal.という言葉を知らなければ、私はその背景に意識を向けることなく、自分が自分だから攻撃されたと感じ、人間ですからその子に対してマイナスの感情だって抱いてしまうし、自分の中に原因を探して不毛なことを考えてしまったでしょう。人と関わる仕事をしている者として、感情や関係はこじらせず冷静になれることが大切です。(もちろんこちらに原因があることもあるので見極めは必要ですが、自分以外にも理由があるかもしれないという視点は広い視野を提供してくれたと思います。)

 

そしてきっと読んでくれている方は感じてくれていると思いますが、このDon’t take it personal.は教える立場の人にとってだけ必要な言葉ではありません。

どの人にとっても、自分を助けてくれるとても大切な概念だと思っています。

何か心に刺さってくる出来事があった時、つぶやいてみるのも良いと思います^^

 

Don’t take it personal!