家事は誰の仕事?

家事は誰の仕事?

最近中学1年生が中心のクラスで英作をしていまして、

Do you think it is important for children to do housework? 「家事をすることは子供にとって大切なことだと思うか」

という課題で英作をしました。その回答が物議を醸しています(私の中で)

 ある女の子が書いた英作ですが、このようになっています。(一部文法を直しています)

Yes, I think so. I have two reasons. First, if you help your mother, she will be happy. That’s because your mother is busy. Second, girls will have to do housework in the future, for example, cooking, sawing, and doing the laundry.

そうか、この子は家事は母の仕事であり、将来の自分のするべきことであると認識しているのだなと思いました。クラスの男の子の中に、「家事はしなくていい、女の人の仕事だから」と書いた子は一人もいませんでしたが、他の女の子の中には母の仕事だと書いた生徒さんが複数名いました。お母さんの姿をよく見て同姓としての自分を重ねているのでしょうか。

 

ちなみに英作文に正しい答えなどというものはなく、内容に間違っているなどということはありません。これは大事な点です。
ですから、「女性の仕事だから」という意見を書いた生徒さんの英作は全く否定されるものではありません。論理がしっかりしており、文法が正しければ、良い評価が得られる英作文になります。

また、家事を仕事とすること、家族全体として生計を担う観点で、パートナーが外の仕事で収入を得てくることに注力できるよう、家族全体のバランスとして家庭のマネジメントに注力することの価値は言うまでもなくあります。女性がその役割を担っている場合、家庭内のマネジメントの大変さとその能力について正当に尊敬を受けるべきです。意見の良し悪しはない、と言う前提で生徒さんに提示してみたいなと感じたのは、その役割は本当に母親に固定された/されるべき役割なのか、という疑問です。

 

そんなことを考えながら思い出したのが、一時期とてもアメリカで話題になった風刺絵です。

生徒さんに「こんな見方もあるんだけど、どう思う?」と提示してみたいなと思っています。